御開扉法要

御遷座開扉・観音堂落慶大法要

三十三年に一度 秘仏「十一面観世音菩薩」特別公開

御簾

五臺山東窟寺は、大化年間(650年ごろ)法道仙人が文殊菩薩の夢のお告げにより丹波篠山藤岡の地に開かれた古刹です。以来千三百年有余の歴史の中、永禄年間に特に栄え、四十九院七堂伽藍を山内に誇りました。後、明智光秀の兵火にかかり焼失するも仏像は難を逃れました。
 
江戸期中篠山藩主の御帰依により再興。秘仏十一面観世音菩薩様を奉る山上の観音堂は明治18年の雷火により焼失後再建。以来100年余り山上からお見守り頂きました。しかしながら昨今、観音堂の老朽化が著しく、険しい山上にあることから修繕もままならない状況でした。
 
この度、三十三年毎の御開扉法要に合わせお檀家をはじめ多くの方々のご尽力により本堂裏に観音堂を新築し、十一面観世音菩薩様には山上より御遷座頂き落慶・開扉法要を執り行う運びとなりました。観世音菩薩様は苦しみ悩む人々に対し、その苦しみ悩みに応じた三十三の姿になってお救い下さいます。この三十三応身にちなんで三十三年に一度の開扉法要となります。今回の開扉法要は千三百年の東窟寺の歴史の中でも、仏縁を未来へとつなぐ令和の大事業として人々の大きな願いが込められています。

お参りしやすくなりましたこの機に、広く皆様方に観音様とのご縁を結んでいただき、ご加護を頂戴して頂きたいと存じます。
丹波路に秋の紅葉映える折、どうぞ、みなさまおそろいでご参拝下さい。

公開時期:令和3年11月13日(土)〜15日(月)

11月13日(土) 13時〜御遷座開扉・大般若祈願法要
11月14日(日) 10時〜御開扉慶讃・観音堂落慶大法要
11月15日(月) 15時〜閉扉結願法要

※例年11月23日開催の大般若祈願法要を13日の法要で行います。
※開扉期間は13日13時〜15日15時までとなります。13日、14日は17時まで参拝できます。

大般若転読
大般若転読

初日に大般若転読祈願法要を厳修します。今回は開扉した本尊の御前にて行う特別な法要となります。諸祈願は願意読み上げ・加持祈祷いたします。

家内安全・交通安全・合格祈願等、諸祈願承ります。
祈願料 3,000 円 (お札・お守り・茶菓子セット)